2008年07月09日

外断熱の家は本当にいいのか?

こんにちは。S.A.建築デザインの酒井利美です。


家づくりでよく話題になるのが、外断熱ではないでしょうか。


一般的に外断熱というのは、柱の外側の部分に
断熱材で覆ってしまう工法のことです。


本来、在来木造住宅においては内断熱が主流でした。


内断熱というのは柱と柱の間の空間に断熱材を入れる工法です。


昔から日本では、この内断熱工法が採用されて来ました。


外側で断熱するのは、建築的には理想的なことなので、
話題になるのもうなずけます。


私は、外断熱については否定することはしませんが、
本当にいいのかどうか考えて欲しいのです。


発砲系の断熱材を柱の外側に打ち付けていくのですが、
基礎の部分にも発砲系の断熱材を外側に張り付けるのです。


床下の断熱は、建物の外側部分で取るので
基本的に、いらないという発想です。


つまり基礎の幅が厚くなり、建物自体も外側に大きく
膨らんでしまいます。


外断熱で気をつけて欲しいのは、
基礎の部分でいうと、基礎コンクリートの部分に
断熱材を張り付けてモルタルを断熱材の上に塗るので
はがれやすくなってしまうのです。


そして、柱の外側に断熱材を張るので、
建物自体の構造が、他のシージングボードや
構造用合板を張った場合に比べて、
弱くなってしまうということです。


建築基準法の規定では、斜めの部材となる
「筋違い(すじかい)」を、
ある基準以上入れれば良いのですが、
間取りの中で窓が多かったり、壁の部分が
少なくなってしまったりすると、
筋違いをバランス良く配置できない場合があるのです。


そして、壁が厚くなることで重い外壁材が、
浮いたような状態になってしまいます。


「外断熱じゃないと建てられない!」


という発想ではなく、
わが家の断熱をどのように採用するのか?を
再度、じっくりと考えて欲しいのです。


私も出来るだけ建主さまのご相談にのらせていただきたいと
思っています。


外断熱の話は、まだまだたくさんあるのですが、
長くなってしまうので、基本的なところを触れました。


続きは、またの機会にしたいと思います。


ではまた!


酒井利美


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