2006年03月24日

■快適トイレ空間づくりの秘訣(快適住宅論No.048)

■「みなさんのトイレは使い易いですか?」

 今日の『快適住宅論』は【快適トイレ空間づくりの秘訣】です。
 使い易いトイレとは、いったいどんなトイレでしょう。
 つくり方はとっても簡単です。
 今回、ご紹介するポイントを1つでも実践すれば解決出来ます。
 最高の「快適トイレ空間」を目指しましょう。

■トイレの「常識」

 トイレは「便器」だけ考えれば良いという「常識!?」があるようです。
 CM等でも放映されていますが、確かにカッコ良いです。
 ですが、その偏った「常識」は一度忘れてみましょう。
 「便器」だけ考えても意味がありません。
 カッコ良いからと「タンクレストイレ」にすれば良いという考え方もです。
 トイレは使いやすさと快適性を同時に満たした部屋でなければなりません。
 一度、トイレの常識をクリアにして【快適トイレ空間】を考えてみましょう。

■住まいの重要スペース⇒【トイレ】と【階段】

 【トイレ】という空間は、毎日そして一日に何度も家族みんなが利用すると
 いう特別なスペースです。
 そのトイレのスペース(空間)をどのように計画・設計するかが大切になり
 ます。
 以前、設計事務所にいたときに教わったことがあります。
 それは「【トイレ】と【階段】が設計できるようになったら一人前だ」と。
 建築設計の中では、特に重要な部分であり、かつ設計としては技術的に
 高度となる部屋です。

 私が勤務していた設計事務所時代では、主に公共建築の設計をしていたので、
 【トイレ】と【階段】については充分に検討して設計をしていました。
 公共建築など大きな建物ではトイレの数が、たくさんあります。
 そして階段も安全に、そして登り易いものでなくてはなりません。
 そんなわけで【トイレ】と【階段】の設計には想い入れが強く感じます。
 今回は、「トイレ」を取り上げて考えますが、「階段」については後日詳し
 く説明していきたいと思います。

■【トイレ】の空間

 トイレは非常に小さなスペース(空間)であるのに、一日で過ごす時間
 (回数)が、以外と多い所でもあります。
 ちなみに、私の場合には1日で過ごす時間が結構多いです。
 本を読んだりしてます。(←5〜10分ぐらいですが結構読めるんですよね)
 本を読んでいると、1歳半になる娘が、ときどきトイレの戸を開けて遊びに
 やってきます(爆)...
 ニコニコしてやって来ます(笑)。
 悪さをする顔付きです。(←とってもかわいいんですが 汗)
 トイレに入っているという何となく恥ずかしい感じがする所を見に来たと、
 たぶん分かっているんだと思います。
 わが家のトイレは片引き戸になっているので、1歳半の子供でも開ける事が
 出来てしまいます。(←鍵をしておけばいいんですけどね)
 私の場合、自宅のトイレではあまり鍵を掛けません。
 トイレは限られたスペースに、たくさんの機能を併せ持つ部屋でもあります。
 「用を足すところ」+「小さなプライベートスペース」です。
 それとトイレットペーパーやトイレ用の掃除用具もしまっておきたいですね。

■トイレの建具「引き戸」か「ドア」か?

 私が、お勧めなのは「引き戸」です。
 「ドア(開き戸)」よりはトイレスペースを有効に使えます。
 「引き戸」でも上吊りタイプの建具です。
 床がフラットになり、段差がないこと。
 そして開き方が軽いというポイントがあります。
 たまにドアだとトイレの内側に開くタイプがありますよね。
 あれは、とても使いづらいです。
 私がトイレに入るとドアが、閉めるのに厄介な時があります。
 (体が大きいのかな...汗)
 あまりお勧めではありません。(←プラン上やむを得ない時は除きますが)
 ドアにするなら外側に開くようにすることです。

■トイレの建具「幅」

 なぜかトイレ用の既製品の建具となると幅が65センチ程度しかなかった
 りします。
 はっきり言って「狭い」です。
 内側に開く場合には、トイレ側が狭くなり、戸が閉めずらくなるので幅が
 狭いタイプを選ぶしかない場合もあります。
 ですが、大きく設置出来る所に、小さな建具を入れても意味がありません。
 私なら大きな建具(他の部屋と同じもの)を入れます。
 これだけでも以外と使いやすくなりますよ。

■忘れてならない「トイレ建具」2つの注意ポイント

 既製品の建具は造り付けの場合と違って忘れてはいけないことがあります。
 一つ目はトイレ用でない建具なので「鍵(表示錠)」が付けられるかです。
 既製品の建具は、オプションで鍵を選ぶことが出来るものと出来ないもの
 があるので注意して選びましょう。
 二つ目は「明かり窓」が付けれるかどうかです。
 建具の上のほうにある、丸いレンズの様なもので、明かりが点いているか
 どうかを確認出来るものです。
 つまり、トイレに入っているかどうかを確認出来るものです。
 必ず付けなくても良いのですが、あると便利です。
 また、トイレに入室して鍵をかけると「赤」に変わる表示錠があります。
 どちらか一方または、両方の設置があるといいですね。

■トイレ建具の「デザイン」

 トイレの場合には、ガラスなどが入らないタイプにします。
 一枚のデコボコになっていないシンプルな柄がお勧めです。
 タイプで言うと「フラッシュ構造」と言います。
 他の建具と同じデザインにするのがポイントです。
 いかにもトイレです、というトイレの建具選びは止めましょう。

■トイレの「入口」

 建具も大切ですがトイレの「入口」をどのように配置するかも大切です。
 1畳のトイレなら「短い方」「長い方」に分けられます。
 仮に、短い方を「正面」とし、長い方を「側面」として考えてみます。
 トイレに正面から入るのは、入ってから180度向きを変えてから便座に座
 らなくてはなりません。
 側面から入る場合には、90度の方向転換で済みます。
 バリアフリーを考えた時には、この側面から入る方法がお勧めです。
 また、どうしても側面から入れない場合には、1畳ではなく幅が少し広くな
 った1.5畳や2畳のトイレにすると使いやすくなります。
 トイレで2畳は、大きい感じがしますが、かなりお勧めです。
 私がお勧めしている快適空間づくりでは、浴室、洗面脱衣室、トイレなどの
 いつも使う、そして使用頻度の高い部屋を大きく、そして使いやすくするの
 が基本です。

■【わが家のトイレ】についてのブログです。

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