「住宅チラシの読み方」続編を、お届けします。
■住宅のチラシづくりを知ること
住宅のチラシづくりのお話しをすることは、この住宅業界では、
タブーとされていることです。
私が知る限りではチラシづくりのコツを聞いたことがありません。
ローコスト住宅などのチラシづくりのコツは、高い金額で、
販売されています。私も取り寄せて勉強してみました(笑)。
なぜなら、手の内を知られてしますからです。
ですが『快適住宅論』読者の皆様にだけ特別にお話ししています。
このチラシづくりの鉄則がわかっていれば、チラシに惑わされる
ことなく、あなたが目指す本来の快適な住まいづくりが出来ると
信じているからです。
またチラシづくりのノウハウを知っている方は、住宅業界の中で
もかなり少ないと思います。
たいていの工務店さんやハウスメーカーさんは、広告代理店任せ
で作ってしまうからです。
ですが、作り手が読み手のことを真剣に考えたチラシは、読んで
いて引き込まれてしまい、ワクワクして来ます。
そして、住まいづくりではこの夢中になるほど読んでしまうチラ
シに出会えるかどうかは、大切なことのひとつだと思います。
読者の皆様は、作り手の意図をしっかりと感じ取り快適な住まい
づくりを実現して欲しいと思います。
■住宅のチラシは「金曜日」の朝刊に入る
「金曜日の朝刊」は、さまざまな結果をもとにはじき出された、
住宅のチラシの出し方の鉄則です。
折り込む側としては、反応が高い曜日に入れたがるので、見る側
としては、金曜日の朝刊に折り込まれるチラシに注目すべきです。
また2番目は土曜日がいいようです。
月曜日から木曜日に入る住宅関係のチラシは、反応が悪いので、
チラシが入っているのを見たことがないんじゃないかと思います。
■作り手の「顔写真」
通常のチラシでは住宅の外観の写真やイメージパースなどが掲載
されます。
住宅を作っている人の写真が、あるかどうかで信頼度が違って来
ます。
確かに、住宅を説明する文や住宅の写真は必要です。
ですが、それだけでは親密な感じがしません。
親密な感じがないと信頼度が下がってしまいます。
顔写真があるかどうかをチェックすることは大切だと思います。
■住宅の価格が掲載されているかどうか
住宅の価格を掲載するかどうかは住まいづくりの基本コンセプト
によって変わってきます。
価格を前面に押し出しているチラシは、価格でしか勝負していま
せん。
主にローコスト住宅に多い傾向がありあます。
ローコスト住宅では、一見安く感じますが、決して安い住宅とい
うものはありません。
あるとすれば、ただの住まうだけの箱だと思ってください。
また、住むために必要なものがない場合があるので、注意が必要
です(住めなくては住宅とは言えませんね・・・)。
例えば、坪30万円の住宅についてです。
住まいづくりには、なくてはならない工事と付加機能としての工
事があります。
その付加工事を抜いてしまえば坪30万とあらわすことは出来るで
しょう。
これは、いわゆる数字の操作です。
ここまでは含みますが、ここからはオプションです。
という感じです。
住まいづくりをされる方は、この坪30万というキャッチコピーを
頼りに住まいづくりを検討されるのは注意が必要です。
ローコスト住宅メーカーさんでなくても、地元の優良な工務店さ
んだと、案外安く作っていたりします。
ただ地元の工務店さんは、大工さんや現場監督さんで、頑固な方
が多いと思いますので、住まいづくりについて聞いていただいて
も、作り手の意図が伝わらない場合があるので注意が必要です。
■注文住宅の価格
注文住宅をするメーカーさんでは、建物によって価格が違うため、
一般的には、住宅の価格は掲載されていないと思います。
ただ、仕様についてはしっかり書いてあるのが良いチラシです。
基礎はベタ基礎、屋根はガルバリウム鋼板・・・などなど。
仕様は、あらかじめチェックしておきましょう。
わからない語句が出ていても、わかりやすく書いてあるチラシは
親切ですね。
きっと、しっかりとした住まいづくりの知識をお持ちのメーカー
さんの可能性が高いと思います。
■こだわりのある住まい
こだわりが見えるチラシは、見ていて楽しいものです。
ただ注意が必要なのは、こだわりすぎて、住まいづくりを押し付
けられる場合があります。
住まいづくりは、建て主さまのものです。
押し付けられても、毅然とした態度で意思決定が出来るようにし
ておかなくてはなりません。
■ライフスタイルが見えるかどうか
チラシを読んで、これから住まうことになろう住宅で、家族の光
景やくつろいでいる自分の姿が見えるかどうかは大切なことです。
イメージが出来ないと、プランを作ってもらったり、御見積りを
してもらっても、時間の無駄になる可能性があります。
今のライフスタイルと、新しい住まいでのライフスタイルは、基
本的に同じですが、環境が変わればライフスタイルも変わってき
ます。
ですが、住まう人は変わるものではありません。
住まう人が快適になるような環境をつくりだすことが、住まいづ
くりの欠かせないポイントです。
■住まいづくりの「夢」がイメージ出来るかどうか
「夢」がある住まいづくりをするわけですから、「夢」に答えて
くれる住宅メーカーを選ばなくてはなりません。
チラシには、たくさんの「夢」が盛り込まれていますが、あなた
の「夢」ではありません。
あなた自身の「夢」をカタチに変えることが必要です。
日々の情報収集と見学会や勉強会に参加してみると良いでしょう。
あまり時間のない方は、しっかりとチラシを読み、そしてたくさ
んの住宅メーカーの中から選択をして、実際に見に行ってみると
良いでしょう。
チラシは、あくまでも情報伝達の一部ですから、最終的には、作
り手とコンタクトを取って、相談されると良いと思います。
そのためには、事前の準備をしっかりとしておけば、相談をして
も、時間の無駄にはなりません。
■直感的なわかりやすさ
最後は「直感」が、頼りです。
いくらチラシづくりのプロでも「見やすさ」を重視します。
そして、直感的に感じたものは偶然の一致(シンクロにシティ)
を、もたらしてくれる事が多いようです。
住まいづくりでは、このシンクロニシティを信じてみるのも楽し
さが生まれます。
住まいづくりを楽しめるかどうかも大切なことです。
