2006年01月07日

■住宅チラシの読み方(快適住宅論No.019)

 「住宅チラシの読み方」続編を、お届けします。

■住宅のチラシづくりを知ること

 住宅のチラシづくりのお話しをすることは、この住宅業界では、
 タブーとされていることです。
 私が知る限りではチラシづくりのコツを聞いたことがありません。
 ローコスト住宅などのチラシづくりのコツは、高い金額で、
 販売されています。私も取り寄せて勉強してみました(笑)。
 なぜなら、手の内を知られてしますからです。
 ですが『快適住宅論』読者の皆様にだけ特別にお話ししています。
 このチラシづくりの鉄則がわかっていれば、チラシに惑わされる
 ことなく、あなたが目指す本来の快適な住まいづくりが出来ると
 信じているからです。
 またチラシづくりのノウハウを知っている方は、住宅業界の中で
 もかなり少ないと思います。
 たいていの工務店さんやハウスメーカーさんは、広告代理店任せ
 で作ってしまうからです。
 ですが、作り手が読み手のことを真剣に考えたチラシは、読んで
 いて引き込まれてしまい、ワクワクして来ます。
 そして、住まいづくりではこの夢中になるほど読んでしまうチラ
 シに出会えるかどうかは、大切なことのひとつだと思います。
 読者の皆様は、作り手の意図をしっかりと感じ取り快適な住まい
 づくりを実現して欲しいと思います。

■住宅のチラシは「金曜日」の朝刊に入る

 「金曜日の朝刊」は、さまざまな結果をもとにはじき出された、
 住宅のチラシの出し方の鉄則です。
 折り込む側としては、反応が高い曜日に入れたがるので、見る側
 としては、金曜日の朝刊に折り込まれるチラシに注目すべきです。
 また2番目は土曜日がいいようです。
 月曜日から木曜日に入る住宅関係のチラシは、反応が悪いので、
 チラシが入っているのを見たことがないんじゃないかと思います。

■作り手の「顔写真」

 通常のチラシでは住宅の外観の写真やイメージパースなどが掲載
 されます。
 住宅を作っている人の写真が、あるかどうかで信頼度が違って来
 ます。
 確かに、住宅を説明する文や住宅の写真は必要です。
 ですが、それだけでは親密な感じがしません。
 親密な感じがないと信頼度が下がってしまいます。 
 顔写真があるかどうかをチェックすることは大切だと思います。

■住宅の価格が掲載されているかどうか

 住宅の価格を掲載するかどうかは住まいづくりの基本コンセプト
 によって変わってきます。
 価格を前面に押し出しているチラシは、価格でしか勝負していま
 せん。
 主にローコスト住宅に多い傾向がありあます。
 ローコスト住宅では、一見安く感じますが、決して安い住宅とい
 うものはありません。
 あるとすれば、ただの住まうだけの箱だと思ってください。
 また、住むために必要なものがない場合があるので、注意が必要
 です(住めなくては住宅とは言えませんね・・・)。
 例えば、坪30万円の住宅についてです。
 住まいづくりには、なくてはならない工事と付加機能としての工
 事があります。
 その付加工事を抜いてしまえば坪30万とあらわすことは出来るで
 しょう。
 これは、いわゆる数字の操作です。
 ここまでは含みますが、ここからはオプションです。
 という感じです。
 住まいづくりをされる方は、この坪30万というキャッチコピーを
 頼りに住まいづくりを検討されるのは注意が必要です。
 ローコスト住宅メーカーさんでなくても、地元の優良な工務店さ
 んだと、案外安く作っていたりします。
 ただ地元の工務店さんは、大工さんや現場監督さんで、頑固な方
 が多いと思いますので、住まいづくりについて聞いていただいて
 も、作り手の意図が伝わらない場合があるので注意が必要です。

■注文住宅の価格

 注文住宅をするメーカーさんでは、建物によって価格が違うため、
 一般的には、住宅の価格は掲載されていないと思います。
 ただ、仕様についてはしっかり書いてあるのが良いチラシです。
 基礎はベタ基礎、屋根はガルバリウム鋼板・・・などなど。
 仕様は、あらかじめチェックしておきましょう。
 わからない語句が出ていても、わかりやすく書いてあるチラシは
 親切ですね。
 きっと、しっかりとした住まいづくりの知識をお持ちのメーカー
 さんの可能性が高いと思います。

■こだわりのある住まい

 こだわりが見えるチラシは、見ていて楽しいものです。
 ただ注意が必要なのは、こだわりすぎて、住まいづくりを押し付
 けられる場合があります。
 住まいづくりは、建て主さまのものです。
 押し付けられても、毅然とした態度で意思決定が出来るようにし
 ておかなくてはなりません。

■ライフスタイルが見えるかどうか

 チラシを読んで、これから住まうことになろう住宅で、家族の光
 景やくつろいでいる自分の姿が見えるかどうかは大切なことです。
 イメージが出来ないと、プランを作ってもらったり、御見積りを
 してもらっても、時間の無駄になる可能性があります。
 今のライフスタイルと、新しい住まいでのライフスタイルは、基
 本的に同じですが、環境が変わればライフスタイルも変わってき
 ます。
 ですが、住まう人は変わるものではありません。
 住まう人が快適になるような環境をつくりだすことが、住まいづ
 くりの欠かせないポイントです。

■住まいづくりの「夢」がイメージ出来るかどうか

 「夢」がある住まいづくりをするわけですから、「夢」に答えて
 くれる住宅メーカーを選ばなくてはなりません。
 チラシには、たくさんの「夢」が盛り込まれていますが、あなた
 の「夢」ではありません。
 あなた自身の「夢」をカタチに変えることが必要です。
 日々の情報収集と見学会や勉強会に参加してみると良いでしょう。
 あまり時間のない方は、しっかりとチラシを読み、そしてたくさ
 んの住宅メーカーの中から選択をして、実際に見に行ってみると
 良いでしょう。
 チラシは、あくまでも情報伝達の一部ですから、最終的には、作
 り手とコンタクトを取って、相談されると良いと思います。
 そのためには、事前の準備をしっかりとしておけば、相談をして
 も、時間の無駄にはなりません。

■直感的なわかりやすさ

 最後は「直感」が、頼りです。
 いくらチラシづくりのプロでも「見やすさ」を重視します。
 そして、直感的に感じたものは偶然の一致(シンクロにシティ)
 を、もたらしてくれる事が多いようです。
 住まいづくりでは、このシンクロニシティを信じてみるのも楽し
 さが生まれます。

 住まいづくりを楽しめるかどうかも大切なことです。

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