■一次試験免除になる制度とは
一次試験に合格してれば、次年度の一次試験が免除になります。
2級建築士なら、2回まで。
1級建築士なら、1回まで。
のように、一次試験を免除して受験することが出来ます。
■合格する「受験生」
目指すなら、一級建築士、とりあえず二級建築士を目指す。
と意気込んで二級建築士を受験される方は目標意識が高いので、
たいてい一回で合格して行きます。
合格するんだろうなあと感じる方は、ほぼ100%の確率で合格し
ます。
勢いが違います。
■二級建築士の設計製図試験とは
設計製図試験は、A2サイズ(420mm×594mm)の用紙に設計した
住宅プランを描いて行きます。
2級の設計製図試験の内容は配置図兼1階平面図、2階平面図、
2階床伏図(ゆかふせず)兼1階小屋伏図、そして立面図、矩形図
(かなばかりず)、面積表を4時間30分という時間で描き上げる
ことになります。
ちなみに一級建築士の設計製図試験は、5時間30分です。
問題文を読み、条件に合ったプランをつくり(設計に約1時間)、
製図(図面を描く)に残りの時間をかけて、描き上げます。
4時間30分という時間は、とても短いので、時間との戦いです。
最初の、設計が1時間程度で、まとまらなければ、製図を描き上
げることは出来ません。
いくら早く描くことが出来ても、合格する図面にするためには、
作図する時間が必要不可欠だからです。
■二級建築士の設計製図試験に合格するには
合格のコツなどは確かにあります。
ですが、最終的には、図面を描くという訓練をつんでいないと、
時間内に描くことは出来ません。
製図試験では、A2サイズの用紙に要求された図面を、すべて描
くことを「一式図(いっしきず)」と言っています。
この一式図を多く描いていた方が合格します。
簡単な話しですよね。
ですが、この単純なことも出来ないと、来年も再度受験すること
になってしまいます。
製図試験では、図面を手描きで行うので、これまでの製図の蓄積
された量が、ものを言います。
たとえば、学生時代にたくさん描いたとか、実務で手で描いてい
るなどのことです。
■最近の受験生実態
最近ではCAD(Computer Aided Design)というコンピュータの
ソフトを利用して図面を描くことがほとんどなので、手で描くと
いうことが、出来ない受験生が増えてきました。
ですが、私の経験からすると、CADというソフトを使って図面
を作成することが出来る技術があれば、手でも描けると思います。
CADでしか描いていないから、描けない。
というのは言い訳です。
図面を描くという技術は、図面の意味がわかり細部まで理解して
いるということ。
つまりは、細部までよく理解していない、だから描けないのだと
思います。
実際のところ、図面を描いたことがないという方が多い状況です。
二級建築士を受験するのに、今までほとんど図面を描いたことが
ないという方がいるというのは、恥ずかしい話ですよね。
でも、これが現実です。
勢いで、二級建築士を取ってしまったという方では、この即席の
二級建築士になってしまいます。
実際には、あまり知らないという二級建築士もいたりします。
資格試験では、取得はすることが出来たとしても、実際に仕事の
中で生かせるかどうかは、また別の話だということでしょう。
■二級建築士試験についてのまとめ
二次試験に注目して書いてきましたが、一次試験の学科について
書いてなかったので、ここで簡単にご紹介します。
○一級建築士 一次試験[学科の試験]の時間 3時間
○二級建築士 一次試験[学科の試験]の時間 3時間×2
計6時間
試験問題は一級建築士学科試験が、5択の中から1つの選択肢を選ぶ
二級建築士学科試験では、4択の中から1つの選択肢を選びます。
どちらとも、100問を4つの分野に分けて25問ずつ試験を行います。
その合計点は4つの分野の合格ラインを超え、そして総合点数が
合格ラインに超えた者が合格となります。
この二つの基準があるため、4つの分野をまんべんなく勉強する
必要があります。
苦手分野が、少なくなるように試験が出来ています。
確かに、苦手な分野があっては、設計して建築物をつくる場合に
は、危険ですよね。
だいたい合格点数ラインは、70%程度です。
そして、設計製図試験では、A2の用紙の必要な図面を完成され
ているかどうかで、採点されるかどうかが決まります。
図面が完成していて、問題文にそったプランをつくり、図面が正
しく描かれているかどうかです。
■住まいづくりには「二級建築士」
建築士の資格試験では、一級建築士、二級建築士の他に、
「木造建築士」という資格があります。
「木造建築士」は、あまり受験される方もいないということと、
受験をするなら、二級建築士からという流れになっています。
住まいづくりでは、試験の内容の通り、条件に沿って住宅を設計
して、図面に描くということで、二級建築士を取得していれば、
住宅づくりにおいて、必要な資格であるということは、わかって
いただけたのではないでしょうか。
今日は、ここまで。
つづきは、明日。
