2007年03月28日

オール電化住宅特集・その4 住まいを床から暖める

 こんにちは。酒井です。

 今回はオール電化住宅特集:その4「床暖房」です。

 床暖房は皆さんご存知の方も多いと思います。

 その床暖房のタイプや設置方法などをご紹介します。


■3つの床暖房


 住まいを足元から暖めてくれるのが、
 床暖房です。

 床暖房には、3つのタイプがあります。

「電気パネル式床暖房」「温水式床暖房」
「蓄熱式電気床暖房」です。

 工事が簡単なのが「電気パネル式」です。

 床のフローリングの下に貼り付け電気工事をすれば
 設置できます。

「温水式」は、給湯器でお湯をつくり床下に温水の配管を
 して暖める工法です。

「蓄熱式」は、蓄熱パネルを床下に入れる工法です。

 今日は「蓄熱式電気床暖房」について考えます。


■設計のポイント

 ここでは、技術的な話をしますが、
 大切なポイントなのでじっくり修得してください。

「蓄熱式電気床暖房」(以後、床暖房と呼ぶことにします)は、
 床下に入れますが、どのように設計すると良いかについての
 ポイントをまとめます。

 床暖房は、厚さが30〜40ミリあり
 根太(ねだ:床下に入れる木材)の間に入れます。

 床下の施工の順序(木造)としては、

 1 断熱材
 2 下地合板
 3 根太
 4 蓄熱パネル
 5 フローリング

 になります。

 断熱材は、押出し方ポリスチレンフォームを施工します。

 そして下地合板を張りますがネダレス
 (根太を細かく入れない)にして使用します。

 下地合板は通常12ミリですが、
 ネダレスの場合には24ミリか28ミリ
 の厚めの構造用合板を張ります。

 そして、下地合板の上に蓄熱パネルが隠れるぐらいに、
 根太を入れます。

 フローリングは床暖房対応の物を選んでください。

 でないと、フローリングが痛みやすくなってしまうからです。

 一般的なフローリングを使用すると熱によって「そり」が
 おこりやすくなるからです。

 確認して施工してください。


■床暖房の良さ


 床暖房は、先日も書きましたが「凝固熱」を利用した暖房です。

 夜間の熱を利用して固体を融かして昼間に少しずつ
 固まって行く時に熱を放熱します。

 ファンヒーターのように直に暖かいというより
 じんわりとした暖かさが特徴です。

 裸足で、歩くと暖かいので気持ちの良い感触です。


■床暖房のコスト


 床暖房は、『高い』イメージがありませんか?

 私も『高い』イメージを持っていました。

 しかし、2、3年前よりはずいぶんとコストも
 かからなくなって来ているようです。

 そして、蓄熱タイプではない「電気パネル式床暖房」が
 価格的には手軽な床暖房です。

 例えば、キッチンなどで足元に設置するなど
 足元が冷えるような場所に部分的に使うようにすると、
 効果的です。

 床上にある「蓄熱式電気暖房器」の
 併用で使うと効果的ですね。


■蓄熱式電気床暖房・メーカーWEBサイト

 ・スミターマルシステム
  http://www.sumikapla.co.jp/yukadanbo/index.shtml#

 (あくまで参考のホームページです)


■床暖房 WEBサイト


 床暖房なるほど読本
 http://www.rinnai.co.jp/product/kyudan/yukadan_naruhodo/01.html

 わかりやすいWEBサイトでしたのでご紹介しました。


「床暖房」にするか「蓄熱式電気暖房器」にするか
 迷われるかもしれません。

 どちらが優れているということはありません。

 どちらも利点があるからです。

 また、暖房ならエアコンという選択も出来ます。

 最終的には、家づくりに合わせた
 暖房機の選択が必要だということです。

 設計者と打ち合わせを重ねて
 暖かで快適な住まいになるように
 検討してみてください。


 酒井利美


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