■[建築材料・構造編]住まいの「柱」
構造材として大切なもの、それは柱です。
柱は、住まいを支えてくれる大切な存在です。
日本では、在来木造軸組み工法が一般的ですが、だんだんと枠組
み壁工法という新しいものが増えてきているようです。
どちらとも長所、短所を持っています。
住まいをつくる場合には、多くは木造ですが、軽量鉄骨造や鉄筋
コンクリート構造なども考えられます。
私は昔から木の住まいを見てきているので、私は在来木造軸組み
工法がいいですね。
暖かな住まい、自然素材のある住まいを考える場合には、いいと
思います。
■「柱」の種類
柱には、まず大きさがあります。
3.5寸(さんずんごぶ)、4寸(よんすん)と大きさを寸(すん)
であらわします。
1寸は、尺間法でいう1尺の10分の1です。
1尺は、300.3ミリ。なので1寸は、ほぼ30ミリとなります。
建築では、この尺間法とミリで表現するのが一般的です。
なので現場の大工さんが話したりする用語でわからない時がある
のは、この尺間法で話しているときではないからでしょうか。
他にも建築の専門用語がありますが、この尺の考え方がわかると
楽しくなります。3の倍数で考えればいいんですね。
例えば、1寸2分。となったらどうでしょう。
1寸は、先ほどの通り30ミリ、2分は、寸の10分の1なので6ミリ。
答えは、36ミリとなります。
柱に話を戻すと、3.5寸は、105ミリ。4寸は120ミリとなります。
一般的な柱は、3.5寸が多いようです。
■ついでに尺間法を少し考えて見ましょう。
1尺(いっしゃく) ≒ 300.3ミリ[mm]
3尺(さんじゃく) ≒ 910ミリ [mm]
6尺(ろくしゃく) ≒ 1,820ミリ [mm]= 1間(いっけん)
となります。
この3尺や6尺(1間)は柱と柱の間隔になります。
在来木造軸組み工法では、
基準が910ミリ、1,820ミリとして設計され建てられます。
これが「モデュール」といいます。
3尺×6尺の大きさを1畳とします。
そして、この畳が2枚(6尺×6尺)で1坪として、家全体の大き
さを表現します。面積でいうと
1畳 = 1.6562平方メートル[m2]
1坪 = 3.3124平方メートル[m2] です。
例えば、30坪のお住まいなら、30坪×3.3124m2=99.372m2です。
約100m2というふうになります。
この尺をベースに部屋を配置していきます。
■この3尺(910mm)か1メートル(1,000mm)、尺モデュールかメータ
ーモデュールの違いで住まいの作り方は根本的に異なって来ます。
木の住まいには、尺に合わせた材料でつくるのが適しています。
メーターモデュールに尺を入れた考え方で設計することもありま
すが、尺とメートルの考え方が入ってくると少し難しくなります。
■メーターモデュールの考え方だと部屋の大きさそのものが変わっ
てきます。3尺から9センチずつ大きくなるとかなり大きな変更に
なります。面積が大きくなることや、部材に半端が出てしまうな
どが考えられます。
■このメルマガでは、尺間法とメーターモデュールでは、両者を合
わせたハイブリッドな工法をお勧めしていきます。
設計は、難しいんですが、一度フォーマットを決めてしまえば、
優れていることがあります。
両者の良いところをミックスした工法でつくって行きます。
詳しくは[モデュール編]として書く予定なのでしばらくお待ち下
さい。
■「柱」の素材
通常「柱」は「杉」が使われます。
そして「檜(ひのき)」そして「集成材」があります。
私が一つ目にお勧めなのが「杉」の乾燥材です。
一般的で価格も抑えられ乾燥材であるので、割れや変形がしにく
いからです。
また次に、お勧めなのは「集成材」です。
材質は、ホワイトウッド(スプルス)。
檜より安く、「杉」材より構造材として安定しているからです。
■なぜ「集成材」なのでしょう?
快適な住まいは、暖かな空間を確保するため、高気密・高断熱化
をして行きます。すると木材に負担がかかって来ます。暖かな住
まいでは乾燥しやすいからです。
「集成材」では乾燥材を30ミリほどにスライスしてつなぎ合わせ
ているので、変形がおこりにくくなっています。
健康素材である珪藻土などの材料を内部に塗る場合などは、乾燥
収縮にによるヒビ割れに注意する必要があるので集成材を組み合
わせると割れにくくなります。
■「柱」は、住まいになくてはならないもの
当たり前ですが「柱」は住まいになくてはなりません。
その「柱」が、構造的な役目をきちんと発揮するには、素材を選
定するときに、家のタイプによって考えなければない大きなポイ
ントであることは、わかっていただけたのではないでしょうか。
