2005年12月19日

■すきま風のある住まい(快適住宅論No.009)

■[快適な住まい実践編]すきま風のある住まい

 すきま風、それは私たちの住まいのことでした。
 築30年以上経過している建物で、昨年までは、とても寒い住まい
 でした。廊下がマイナスになるんですよ。
 部屋の中が20度でも、廊下はマイナスなんて普通でした。
 また、廊下に雪がうっすら積もっているなんてこともありました。
 「すきま風」どころか、「すきま雪」です。
 家の中でブルブル震えながら部屋と部屋を移動するんです・・・
 なかなか経験できないことですよね。
 そこで、なんとか私達の住まいもリフォームをしようと動き出し、
 今年の4月からリフォームに取りかかって、9月に完成しました。
 私の住まいのポイントは、暖かな住まいと耐震補強でした。
 高気密・高断熱による暖かい住まい、そして耐震補強をすること
 で住まいを頑丈に直しました。
 ただ暖かくて頑丈にするだけではなく、既存の建物の構造を考え
 ながら、使いやすい間取りに変更しました。

■今日のポイントは、すきま風。

 どこから吹いてくるんでしょうね。
 私の住まいも吹いていましたが、いや〜な冷気が入ってきます。
 今回のリフォームでは、そのすきま風の原因探しをしながら、壁
 などの下地を解体してみることにしました。
 わかったこと。
 壁の中は、断熱材がかろうじて入っているんですが、通気の良い
 外部の空間でした。断熱材と言っても30年以上も前のグラスウー
 ルで、繊維が片方によれてしまい、スカスカな状態でした。
 それに床下には断熱材が入っていませんでした。
 いくら部屋の中を暖めても、熱が逃げてしまいますね。

■すきま風を防ぐには、断熱材の充填と気密シート。

 壁と床の断熱材は、押し出し法ポリスチレンフォームの50ミリを
 採用しました。すきまになる部分には、充填材を使いました。
 そして防湿気密シートを外壁面に沿って貼り、断熱と気密を確保
 していきました。
 天井面は、グラスウールで。外壁の下地から行えば、外部からの
 気密を確保できるようにしますが、今回は外壁はそのまま。
 内部から断熱、そして気密を確保する方法をとりました。
 この作業は、柱や梁など構造を補強してから行います。
 内部からでも断熱を確保出来ました。
 寒い家になるのは避けたかったので、とことん注意してみました。

 ですが今年の冬は、ほんとに寒いですね。
 昨日からの冷え込みは、断熱された家にとっても、冷気が伝わっ
 てくる感じでした。じかに寒くはなくても、窓の外はぴゅ〜っと
 雪が舞います。いくら断熱された家でも暖かさを確保するには熱
 源がないと暖かくなりません。
 蓄熱式暖房器がフルで動いてました。

 予算で新築かリフォームかを考える場合には、多くの方の場合
 1000万という予算のラインがありますよね。
 新築にするかリフォームにするかという、微妙なラインです。
 (金額も状況によって変わってきますが、一般的には1000万を超
 えてくる場合は、新築を検討される方が多いようです。)
 予算は新築かリフォームかと考えるとき一番大切な問題です。
 ですがその次に考えられるのは、建物そのものの寿命です。
 例えば住まいを建ててから30年建っているとしましょう。
 30年で基礎もしっかりしていて、柱や梁も頑丈そうだというなら
 いいかもしれませんが、逆に基礎が痛んでいたらどうでしょう。
 基礎から直すとなると、かなりコストがかかりそうですよね。

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