■今日の『快適住宅論』は、
浴室の【ユニットバスの選びのポイント・その1】です。
■「ユニットバス派」or「造り付け浴槽派」
住宅の浴室には、一般的に2つのタイプがあります。
「ユニットバス」か「造り付け」かのタイプです。
皆さんの住まいでは、どちらのタイプでしょう?
そして、どちらが皆さんにとって快適な浴室でしょうか?
今回は【ユニットバス選び】について考えます。
■「ユニットバス」の大きさの基本は「尺貫法」
ユニットバスには、大きさがあります。
基本的に日本の住まいは尺貫法(しゃっかんほう)でつくられています。
尺(しゃく)や間(けん)という寸法に合わせてつくられています。
「メーターモデュール」という考え方もありますが、ここでは尺に合わせた、
「スタンダード」なタイプをご紹介します。
詳しくご紹介する前に、尺の大きさを復習してみます。
【1尺(いっしゃく)】 = 300.3ミリ = 10寸(すん)
【3尺(さんじゃく)】 = 910ミリ
【4.5尺(よんしゃくごすん)】 = 1,365ミリ
【6尺(ろくしゃく)】 = 1,820ミリ
【7.5尺(ななしゃくごすん)】 = 2,275ミリ
【9尺(きゅうしゃく)】 = 2,730ミリ
上記のように尺を基準に考えていきます。
■「ユニットバス」の大きさは「坪」で考える
ユニットバスの大きさは、横と縦の大きさから決まります。
その縦横の関係上、一方を6尺とすると他を4.5尺から9尺まで分かれます。
そして、大きさのことを「○○坪タイプ」と言って大きさを分けます。
例えば、1坪とは畳2枚分の大きさですが、6尺×6尺のことです。
6尺×6尺 = 【1坪タイプ】となります。
他のタイプは...
【1.25坪タイプ】 = 7.5尺×6尺
【1.5坪タイプ】 = 9尺 ×6尺
【0.75坪タイプ】 = 4.5尺×6尺
になります。
「坪」という大きさでプランに当てはまるように考えます。
一般的には、1坪タイプが多いですね。
プランをする上でも、正方形なので当てはめやすくなります。
0.75坪は、かなり小さいですね。
1.25坪なら、家族向けタイプで洗い場が広くてくつろげます。
1.5坪なら、かなり豪華な感じになります。
どのメーカーでも、この「坪タイプ」を知っていれば対応できます。
■「ユニットバス」呼び方
メーカーによっては1坪タイプのことを「1616」と呼ぶ場合があります。
壁や柱などを除いたユニットバス自体の大きさを分かりやすく表現して
います。
「1616」とは、1.6メートル×1.6メートルという意味です。
そして、壁や柱ぎりぎりの大きさでつくろうと「1717」というサイズも
あります。
浴室空間が有効に使えるように工夫されていますよね。
選ぶ側としては、台所などと同じで、好みのメーカーを第一候補にすると
選択しやすいと思います。
それから材質的なことや価格的なことを考えていきます。
■「ユニットバス」をプランに当てはめる時の5つのチェックポイント
【ポイント1】 大きさ(0.75〜1.5坪タイプ)を確認する。
【ポイント2】 出入口、扉のタイプ(折れ戸・ドア・引き戸)を確認する。
【ポイント3】 出入口と浴槽の位置関係を確認する。
【ポイント4】 窓(アルミサッシ)の位置と大きさを確認する。
【ポイント5】 給湯器と浴室の位置を確認する。(あまり遠くないように)
プランをつくる上で大切なのは、上記の5つです。
また、私が気をつけているのはポイント2の扉のタイプです。
標準では「折れ戸」ですが、ご要望によっては「引き戸」を選択することが
あるからです。
扉の違いで、脱衣所からユニットバスへの床の段差も変わって来ます。
バリアフリーを考えるなら、引き戸がお勧めです。
要望に合わせたプランを作成するのがポイントなので
おさえておきたいところです。
「ユニットバス」の「内部の仕様」や「選び方」については
次回詳しくお話しする予定です。
■「ユニットバス」を選ぶ理由
「ユニットバス」は「造り付け」と違いメーカーサイドで多種多様なタイプ
があります。
たくさんの種類があるので、デザイン性や素材についても細かく選べます。
またメンテナンス(お手入れ)しやすいという声を良く聞きます。
■わが家の住まいでは...
私の住まいでもユニットバスを採用しています。
わが家は、6尺×2メートルというサイズの大きさです。
メーカーはINAX製で「ルキナ」という製品です。
呼び方は、「1618」。
全面ホワイトというキーワードと価格的にリーズナブル、そして大きさが
ちょうど良いので選びました。
■「ユニットバス」の性能と予算配分
浴室は、ユニットバスの性能によって、価格が大きく異なります。
プランを考える上では「性能」と「価格」は、とても大切なところです。
またユニットバスの性能もありますが給湯器の性能によっても大きく差が
出て来ます。
操作性や湯量の調節などの給湯器側での性能によって浴室の使いやすさも
変わって来ます。
給湯器とユニットバスを両面から考えた選び方という基本姿勢を持って
プランに反映していきたいですね。
ちなみに、わが家は寒冷地用のエコキュートを採用しました。
操作がフルオートなので扱いやすく、電気代が安いという特徴があります。
新築なら豪華なくつろげる仕様も考えられましたが、リフォームなので
リーズナブルなタイプを選びました。
ポイントをおさえた予算配分がポイントです。
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